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日立化成と豊田通商、マレーシアでバッテリー販売強化

2015年4月14日 (火)

国際日立化成と豊田通商は13日、日立化成グループ製の自動車用バッテリーで、両社の子会社を通じてマレーシアのアフターマーケット向けの独占販売契約を締結したと発表した。

日立化成傘下の日立ケミカルアジア・パシフィックと、豊田通商の子会社で自動車用アフター部品、産業資材卸のボルネオテクニカル社が契約を結んだもので、ボルネオテクニカル社の販売網を活かし、5月から同国のアフターマーケットで日立化成製自動車用バッテリーの販売を開始する。

日立化成は、2011年にタイで自動車用バッテリー工場を建設するなどASEAN地域を蓄電デバイス、自動車部品事業の重点市場に位置付けており、豊田通商はASEAN地域で培った自動車生産支援事業領域のほか、今後拡大が見込まれるアフター部品市場を含めた自動車部品サプライチェーンの構築を進めている。

マレーシアは、一人当たりのGDPが、一般消費者が自動車を購入できる目安とされる1万米ドルを超え、自動車登録台数が1000万台と域内有数の台数となっていることから、自動車用のアフターマーケットも拡大が期待されている。