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15年3月期決算

アルプス物流、海外ビジネス拡大し営業利益7.9%増

2015年4月28日 (火)

財務・人事アルプス物流が28日に発表した前3月期決算は、主力の電子部品物流事業で海外ビジネスの拡大が進み、消費物流事業の減益をカバーして営業利益が7.9%増(前期比)の48億7600万円となった。

電子部品物流事業では、韓国で輸出入貨物の取扱拡大に向け、釜山に事務所を開設し、IATAの航空貨物代理店ライセンスの取得など体制強化を図った。

また、海外ビジネスの拡大に伴う取扱貨物量の増加に対応するため、中国(香港、大連、無錫)、タイ、米国、メキシコなどで倉庫を拡張。

欧州では、初の現地法人「アルプス・ロジスティクス・ヨーロッパ」をドイツのドルトムント市に設立し、昨年10月から倉庫業務を中心に事業を開始した。今後、輸出入業務の立ち上げなど欧州ビジネスの基盤作りを進める。

今期は物流インフラの拡充、国内外が連携したグローバル営業の展開で、取扱貨物量の確保・拡大を図り、売上高910億円(6%増)、営業利益48億円(7.7%増)を見込んでいる。

[アルプス物流]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減率(%) 
売上高
85,82878,8428.9%
営業利益
4,4574,1327.9%
経常利益
4,8764,43010.1%
当期純利益
2,5442,11920.0%