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15年3月期決算

SGHD、宅配運賃上昇し営業益5.1%増、館内物流拡大

2015年5月7日 (木)

ロジスティクスSGホールディングスが7日に発表した前3月期決算は、スマート納品などの戦略的商品の販売拡大、収受運賃の上昇を背景に売上高が2.7%増加(前期比)した。増収効果、館内物流サービスの拡大で営業利益も5.1%増の455億円となった。

▲宅配個数・運賃単価の推移(出所:SGホールディングス)

▲宅配個数・運賃単価の推移(出所:SGホールディングス)

中核事業会社の佐川急便を中心とするデリバリー事業は、飛脚宅配便が11億9600万個(1.9%減)、メール便が2億8007万冊(18.7%減)と取扱個数を減らしながらも、2年連続で宅配便単価の改善に取り組み、2年間で1割近く引き上げた。

関連商品のe-コレクト(代金引換サービス)は取扱個数が1億842万個(7.3%減)、金額ベースでは1兆1427億円(5%減)となった。

今期は、主力のデリバリー事業でソリューション営業を展開し、コストコントロールの継続で収益拡大を目指すほか、不動産事業で私募リートの安定的な立ち上げ、円滑な事業運営に取り組み、ロジスティクス事業では3PL、国際物流の拡大に注力する。

これらにより、売上高9400億円(9.6%増)、営業利益500億円(9.7%増)、最終利益290億円(16.9%増)を見込む。

[SGホールディングス]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
857,449835,0862.7%
営業利益
45,59443,3835.1%
経常利益
43,90140,7647.7%
当期純利益
24,81516,65149.0%