ロジスティクス西日本鉄道が8日発表した前3月期決算は、鉄道・バスなどを柱とする運輸業をはじめ、物流業以外の全セグメントで減収となった。一方、物流業の売上高は16.1%増の890億100万円となり、売上規模で運輸業(837億7000万円)や流通業(792億9700万円)を抜いた。
国際物流事業でアジアを中心に取扱高が増え、円安効果もあって大幅な増収となった。利益も26.7%増やした。国際貨物取扱高は航空輸出で14.9%増、航空輸入で4.9%増、海運輸出で8.8%増、海運輸入で20.4%増となった。
今期、物流業では売上高934億円(4.9%増)、営業利益29億円(32%増)を見込む。
[西日本鉄道の物流事業]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 89,001 | 76,642 | 16.1% | |
営業利益 | 2,197 | 1,734 | 26.7% |