ロジスティクス日本通運は8日、31フィート鉄道コンテナ「エコライナー」を博多-上海間の高速RORO船「上海スーパーエクスプレス」に搭載し、日本国内と中国華東地区間を一貫輸送する商品を開発、トライアル輸送を実施したと発表した。8月からサービスを開始する。エコライナーはコンテナ内法、ウイング状の開閉扉が、国内輸送で主流となっている10トンウイングトラックとほぼ同じで、顧客にとっては「出荷する貨物の規模感が変わらない」メリットがある。
日中間のトライアル輸送では、エコライナーを日通子会社の上海スーパーエクスプレスが運行する高速RORO船「上海スーパーエクスプレス」に搭載し、日中間双方向の輸送を実施、現地法人の上海通運国際物流有限公司と連携し、「良好な結果を得た」としている。31フィートコンテナを国際間で運用するのは初めての試みで、日通では「日中間で貨物を搭載した10トン車の荷台が鉄道、船に積まれて一貫輸送されるイメージ」と説明している。