ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

つくば市にドローンの試験飛行場を開設、JUIDA

2015年5月19日 (火)

話題無人航空機システム(UAS)の利活用を推進している一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は18日、五光物流(茨城県筑西市)、UASインテグレーターのブルーイノベーション(東京都千代田区)の協力を得て、つくば市に「物流飛行ロボットつくば研究所」(JUIDA試験飛行場)を開設すると発表した。

無人航空機(ドローン)が急速に普及しつつあるなか、国内ではドローンを自由に飛ばせる場所が限られており、4月22日に首相官邸の屋上でドローンが発見された事件以降、国や自治体が飛行禁止地区を制定しはじめている。

そこで、同協会では「国際競争が激しい無人航空機の研究開発支援、人材育成を行うためには、全国各地に、開発機のテスト飛行や操縦者のトレーニングを行うための試験飛行場を用意することが重要」だとして、初の試験飛行場として物流飛行ロボットつくば研究所を開設した。

試験飛行場は、五光物流が社有地を提供し、管理業務を担い、運営・技術協力はブルーイノベーションが行う。

18日は、開所式に続いてドローンによる物流の可能性を検証するためのデモンストレーション飛行を実施。デモに使用する機体は、ブルーイノベーションと産業技術総合研究所が開発した新型のマルチコプターを用いた。

従来のマルチコプターと比べて積載重量を大幅に増やし、飛行時間も長時間化させたことから、物流分野での利活用に期待が寄せられている。

■「物流飛行ロボットつくば研究所」(JUIDA試験飛行場)の概要
所在地:茨城県つくば市和台17-5
面積:3800平方メートル
利用対象:(1)マルチコプター開発メーカー、研究機関(2)商用マルチコプター操縦者(3)その他、JUIDA理事会が適切と認めた個人または団体
利用条件・規約:準備中