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住江織物、米国で自動車内装材メーカーを買収

2015年5月21日 (木)

M&A住江織物は20日、米国子会社を通じて米国ボンドテックス社(サウスカロライナ州ダンカン市)の全株式を取得し、6月1日付で子会社化する、と発表した。

ボンドテックス社は1986年に設立、自動車用内装材のウレタンラミネート加工事業、医療用ファブリックの製造、販売などを行っている。

住江織物はこれまで、米国で自動車用内装材のウレタンラミネート加工をボンドテックス社などのウレタンラミネートメーカーに委託していたが、今回の買収により、事業の領域を川下に広げて自動車メーカーやTier1メーカーの要望へ機動的に対応していく体制の構築する。

また、業務の垂直統合による事業領域の拡大、日系、米系自動車メーカーなどへの販路拡大、合皮やPVCなどの新規商材の拡販につなげ、ボンドテックス社の今後3年間の売上高を64億円まで引き上げる計画。

米国の自動車販売台数は、2014年に1650万台、15年は1700万台以上へと拡大が見込まれており、住江織物は米国子会社が海外最大の製造・販売拠点として重要性が増していくとみている。