荷主川崎重工業は28日、エアバス「A320neo」用エンジン「PW1100G-JM」の量産初号機用部品「ファンイグジットステイターアッシー」を明石工場から出荷した、と発表した。
ファンイグジットステイターアッシーは低圧圧縮機前部に搭載される静翼部品で、同社はPW1100G-JMエンジンで、低圧圧縮機部の主要部品12点を担当しており、ことし3月に出荷を開始、このほど量産初号機用部品すべての出荷を完了した。
PW1100G-JMが搭載されるA320neoは、民間旅客機で最大の需要が見込まれる120-200席クラスの最新型機で、すでに4000機が確定発注され、このうちエンジンが選定された機体のおよそ半分にPW1100G-JMが選定されている。