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川重など3社、船舶用水素燃料エンジン実現目指す

2021年10月27日 (水)

荷主川崎重工業とヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区)、ジャパンエンジンコーポレーションの3社は26日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発プロジェクト」に提案した舶用水素エンジンとMHFSの開発案件が採択されたと発表した。

この開発では、2020年12月25日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に示される「経済と環境の好循環」を目指す。

川崎重工業が中速4ストロークエンジン、ヤンマーパワーテクノロジーが中・高速4ストロークエンジン、ジャパンエンジンコーポレーションが低速2ストロークエンジンの開発に並行して取り組み、様々な用途に対応可能なエンジンラインアップを26年をめどに完成させるとともに、船社や造船所と協力し、実船での実証運航により社会実装につなげる。

川崎重工業は、船舶用水素燃料タンクや燃料供給システムの開発を担当し、各社と共同で水素燃料推進システムの実現を目指す。