荷主川崎重工業とヤンマーパワーテクノロジー(大阪市北区)、ジャパンエンジンコーポレーションの3社は26日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発プロジェクト」に提案した舶用水素エンジンとMHFSの開発案件が採択されたと発表した。
この開発では、2020年12月25日に経済産業省が関係省庁と策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」に示される「経済と環境の好循環」を目指す。
川崎重工業が中速4ストロークエンジン、ヤンマーパワーテクノロジーが中・高速4ストロークエンジン、ジャパンエンジンコーポレーションが低速2ストロークエンジンの開発に並行して取り組み、様々な用途に対応可能なエンジンラインアップを26年をめどに完成させるとともに、船社や造船所と協力し、実船での実証運航により社会実装につなげる。
川崎重工業は、船舶用水素燃料タンクや燃料供給システムの開発を担当し、各社と共同で水素燃料推進システムの実現を目指す。