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プロロジス、米で7080億円相当の物流施設群を取得完了

2015年6月3日 (水)

拠点・施設プロロジスは3日、KTRキャピタルパートナーズ(KTR)とその関連会社の59億米ドル(7080億円)にのぼる米国物流施設ポートフォリオの取得を完了したと発表した。

ポートフォリオは557万4180平方メートルにおよぶ運用中施設、33万4450平方メートルの開発中施設、62万2500平方メートルの開発用地をで構成。ノルウェー政府年金基金の運用者であるノルウェー中央銀行(NBIM)との合弁ファンド「プロロジス・U.S・ロジスティクス・ベンチャー」(USLV)を通じて取得した。

59億米ドルの取得資産のうち、プロロジスの持ち分は全体の55%に相当する32億米ドル(3968億円)で、資金調達の内訳は4億米ドル(496億円)の担保付ローンの引き受けと、プロロジスL.P.による2億200万米ドル(250億4800万円)の普通投資口の発行、26億ドル(3224億円)の現金となっている。

現金は、主にタームローンなどで調達し、残額は既存融資枠からの調達、既存ヘッジ取引の解約による資金化でまかなった。

期間2年のタームローンと既存融資枠からの借り入れを、資産とジョイントベンチャーの持分売却で返済する計画。つなぎ融資調達の計画は、期間2年のタームローンを調達することで取り止めた。

この取引によって、2015年のコアFFO(ファンドフロムオペレーション)は1株当たり0.09ドル増加する見通し。これによりプロロジスは、15年度のコアFFOの予測レンジを、希薄化調整後1株当たり27ドル-2.13ドルから、希薄化調整後1株当たり2.16ドル-2.22ドルに上方修正した。