ロジスティクス郵船航空サービスは9日、「2010年トルコにおける日本年」事業の一つとして、トルコで行なわれる式典に贈呈される錦鯉の輸送を行ったことを発表した。2010年は日本とトルコの友好関係の原点とも言われる「エルトゥールル号の日本訪問と遭難から120年目」にあたることから、「2010年トルコにおける日本年」が開催されている。
錦鯉は多様な色彩や斑紋が特徴的で、ヨーロッパでも日本生まれの「生きた芸術」としてとても人気があり、輸送にあたっては、暑い時期という条件の下、錦鯉にできるだけ負担をかけないよう水温対策として搬送用アイスノンや保冷車を利用。日本からトルコまでの航空機内でも低い温度を保つなど、温度管理に細心の注意を払い、錦鯉の輸送を短いリードタイムで無事に完了した。