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三和HD、間仕切・自動ドア事業を再編

2011年6月29日 (水)

産業・一般三和ホールディングスは29日、国内の間仕切事業と自動ドア事業を再編すると発表した。10月1日付で子会社間の吸収分割、吸収合併を実施する。

 

間仕切事業では、子会社ベニックスの製造事業を吸収分割により、新たに設立するベニックスに継承し、新ベニックスは製造に特化して三和シヤッターへの製品供給を行う。また、現ベニックスの販売事業を吸収合併により、子会社三和シヤッター工業に引き継ぐ。

 

自動ドア事業は、子会社の昭和建産の販売事業を吸収分割により、三和シヤッターに継承。昭和建産は、製造事業に特化して存続する。

 

今回の事業再編は、国内グループの全体最適化とグループ多品種化の構築を目的としたもので、三和シヤッターの持つ全国ネットワークや施工力、企業ブランドなどの強みを活かし、三和シヤッターを基軸とした多品種販売など、グループ全体最適化を図ることと、総合力強化による市場競争力を向上させる狙い。

 

間仕切事業は、三和シヤッターと現ベニックスの両社で全国をカバーし、シャッター製品、ドア製品に次ぐ多品種化の重点商品として、両社のシナジーを発揮しながら事業の拡大、強化に取組んだが、建材不況や厳しい受注競争による受注価格の低迷、東日本大震災による先行きの不透明感など、採算確保が厳しくなったことから、三和シヤッターと現ベニックスの営業部門を統合し、営業力強化と業務の効率化を進める。

 

自動ドア事業は、昭和建産の自動ドア(エンジン駆動部)を国内グループ各社が販売し、事業の拡大を進めてきたが、営業などのインフラ整備・拡大が急務となっていたことから、三和シヤッターと昭和建産の営業部門を統合し、営業力、インフラを強化、事業の拡大を進めることにしたもの。製造会社は、独立会社として競争力の向上などを図る。