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ゼポ調べ

米国向けコンテナ、釜山TS大幅増も直航分13%減

2015年6月12日 (金)

調査・データゼポが12日に発表した5月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績によると、アジア主要10か国・地域発のTEUは米西岸港湾混雑が収束した4月の3.2%増から5月はやや鈍化し、2.4%増の122万TEUとなった。

米国向けコンテナ、釜山TS大幅増も直航分13%減

(出所:ゼポ)

米国向け世界合計は、中米発(シェア10%)とカナダ発(シェア3%)がそれぞれ5.2%、11.2%の減少となったが、南米発(シェア3%)の2.5%増に加え、欧州発(シェア16%)が20%増だったため、アジア発2.4%増と合わせて3.3%増の187万TEUとなった。

アジア発の6割を占める中国発は4月が4.6%減だったが、5月は1.7%増と小幅な増加。2位の韓国は荷受け地ベースでは1.6%減だったが、中国、日本などのTS(積替)分で7.8%増えた。3位の台湾は4か月連続プラスで7%増となった。

日本発は6位で、4月に2.1%減となった後、直航分は13.2%減ったが、3月以降拡大傾向の釜山TS分は38%増となった。日本発直航分の米国港別の動きでは、ロングビーチ港が減少したままでロサンゼルス港が42.5%増、サバンナ港も42.5%増と大幅に増加した。