話題ブリヂストンは、9月1日から国内市販用トラック・バス用新品タイヤの出荷価格を値上げする。また、グループ会社が販売する国内市販用トラック・バス用リトレッドタイヤの出荷価格も引き上げる。値上げ幅は、トラック・バス用新品タイヤが平均10%、トラック・バス用リトレッドタイヤが平均5%。
2010年12月にトラック・バス用タイヤの平均7%の値上げを発表し、ことし3月に引き上げを実施したが、その後も天然ゴム価格は高騰を続け、同社では「収益に大きな影響を与えている」と説明している。
また、合成ゴム・カーボンブラックなど石油化学系原材料の価格も、依然として高値で推移し、特に天然ゴムを使用する割合が高いトラック・バス用タイヤについて「生産性の向上やコスト改善といった企業努力のみでは、これを吸収することは困難な状況」と判断し、年内2度目の新品タイヤの同社出荷価格の値上げを決めたもの。