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プラス予測から一転、マイナス19に、6月はさらに悪化も

20人未満の道路貨物業、5月売上DIが急速に悪化

2015年6月19日 (金)

調査・データ日本政策金融公庫が19日に公表した全国小企業月次動向調査の結果によると、従業員20人未満の道路貨物業の5月の売上DI(季節調整値)が、前回公表時にプラス6.4の見通しとなっていたのに対し、実績値ではマイナス19.0となった。

▲道路貨物業の売上DI推移(出所:日本政策金融公庫の資料を基にLogisticsToday編集部が作成)

▲道路貨物業の売上DI推移(出所:日本政策金融公庫の資料を基にLogisticsToday編集部が作成)

道路貨物業は1月まで10か月連続でマイナスが続いた後、4月に0.0と増加・減少が拮抗し、5月見通しをプラス6.4と予測。20人未満の事業所でも売上拡大が減少を上回る見立てとなっていたが、実際には19ポイント悪化し、マイナス19と減収が増収を大幅に上回った。

また、6月の見通しはマイナス36.5と5月実績から17.5ポイントの大幅な悪化を予測。他業種との比較でも群を抜いてマイナス値が大きくなっており、小規模道路貨物事業者の経営環境が急速に悪い方向へと向かう可能性を示している。

全産業対象の5月の売上DIは、4月からマイナス幅が2.8ポイント拡大し、マイナス13.4となった。6月はマイナス9.8とマイナス幅が縮小する見通し。