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フルキャストとエスプールが提携、人材需要に対応

2015年6月22日 (月)

産業・一般フルキャストホールディングスとエスプールの人材サービス大手2社は22日、回復基調にある人材需要やアウトソーシング需要に対応するため、業務提携を行うと発表した。

フルキャストが強みとしている全国規模の採用力と、エスプールのアウトソーシングノウハウを組み合わせ、両社の強みを生かした競争力のあるサービスを提供していく。

エスプールグループは、コールセンターや販売支援事業を中心とした人材派遣サービスを主要事業としているが、最近では業務を一括で請け負うアウトソーシングサービスが拡大しており、特にキャンペーンや調査業務の分野では、全国対応や大量の人員を必要とする大規模案件が増加。

フルキャストは、短期人材サービスで、調達期間最短1日での迅速な対応、全国106か所の拠点展開、1日1万人以上のマッチングを可能とする人材提供力を強みとしており、2014年からエスプールが受託したアウトソーシング案件への人材紹介実績もある。

今回の提携により、フルキャストでは新たに専門部署を開設し、エスプールが持つ営業情報の事前共有を行うことで、エスプールが得意とするアウトソーシング分野の人材需要に対し、素早く的確に対応できる体制を整える。

フルキャストの人材確保ノウハウを活用することで、エスプールの新規受注を後押ししていく。

一方エスプールでは、フルキャストの人材供給力を活用することで、採用コストの低減、採用にかかる業務負担の軽減を見込んでおり、プロジェクト運営に集中することで、より多くの大規模案件を運営できるようにする。

両社は、キャンペーンやセールスプロモーション、調査業務などを中心に初年度で10社の受注を目指す。