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三菱電機、タイで空調機器の物流統合拠点が稼働

2015年6月30日 (火)

拠点・施設三菱電機は6月30日、タイで7月から新たな物流倉庫の本格稼働を開始すると発表した。
三菱電機、タイで空調機器の物流統合拠点が稼働

グローバルマーケット向け家庭用・業務用空調機器製造子会社の三菱電機コンシューマー・プロダクツ(タイ)が、アジアを中心とした空調事業の拡大に向け、同国内に取得した用地に物流倉庫と生産工場を段階的に新設する。

物流倉庫が先行して7月に本格稼働に入り、生産工場は2016年以降に稼働を開始する。

物流の合理化と生産体制の強化により、生産能力を14年度の500万台から18年度に700万台へと引き上げる計画。

三菱電機は日本、英国、タイ、中国、メキシコの5か国に空調機器の製造拠点を展開しているが、このうち三菱電機コンシューマー・プロダクツ(タイ)はアジアを中心としたグローバルマーケット向け空調機器製造の最大拠点として、142か国に空調機器を供給。

新たな建屋を建設し、4か所の外部倉庫に分散していた完成品の物流機能を集約するとともに、部品の物流機能を統合した「統合物流センター」を構築し、物流の合理化を進める。また、生産体制の強化を段階的に進め、供給能力を高めることで事業拡大を図る狙い。

■新建屋の概要
所在地:タイチョンブリ県アマタ・ナコーン工業団地Phase(フェーズ)10
敷地面積:24万4067平方メートル
建築面積:5万2800平方メートル
延床面積:10万5600平方メートル
構造:鉄筋コンクリート造、地上2階建
用途:物流倉庫、空調機器製造
稼働時期:2015年7月
投資額:100億円(土地建物のみ)