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SBSHD、千葉県野田市の物流施設を47.7億円で売却

2015年7月13日 (月)

拠点・施設SBSホールディングスは14日、同社傘下のSBSロジコムが保有する物流施設「野田吉春支店」(千葉県野田市)を三菱UFJリース系の不動産リース会社(セントラルコンパス)に47億7000万円で売却する。同施設はセントラルコンパスが一定期間保有した後、GLP系のJリート、GLP投資法人が取得することになっている。

SBSHD、千葉県野田市の物流施設を47.7億円で売却

この取引に伴い、SBSホールディングスは売上高48億円と譲渡益18億円を営業利益として計上する。施設名は「GLP野田吉春」へと変更するが、SBSロジコムは売却後も同施設(2万6631平方メートル)を継続利用する。

SBSHD、千葉県野田市の物流施設を47.7億円で売却当初はGLP投資法人の資産運用会社「GLPジャパン・アドバイザーズ」実質的売主のSBSロジコムから直接取得するための交渉を行っていたが、GLP投資法人による取得価格を逓減させる目的で、いったんセントラルコンパスが保有し、取得予定期間中に改めてGLP投資法人が取得する計画。

SBSHD、千葉県野田市の物流施設を47.7億円で売却03GLP投資法人による取得額は41億7000万円以上46億5000万円以下の範囲内とすることをセントラルコンパスの間で合意。セントラルコンパスの保有期間にほぼ比例して逓減する金額に設定している。

これにより、GLP投資法人は取得予定期間中に同投資法人が指定したタイミングで、取得価格を「一定程度逓減」させた形で取得できる。

SBSHD、千葉県野田市の物流施設を47.7億円で売却

(出所:GLP投資法人)

同投資法人は今回の取引スキームについて「第三者からの取得競争が厳しさを増している市場環境で、より高い投資収益性を得ることができる」という物件取得機会の確保につながると判断。こうした契約形態は同投資法人初の取り組みで、「オプティマル・テイクアウト・アレンジメント」(OTA)」と呼び、「優良物件の取得機会を確保するための物件取得ブリッジスキームの一つ」に位置付け、今後も同様の取り組みを検討していく。

GLP野田吉春は、千葉県野田市吉春の国道16号線(春日部野田バイパス)沿いに立地する、地上4階建ての先進的物流施設で、2012年の竣工。

▲取得価格の逓減のイメージ(出所:GLP投資法人)

▲取得価格の逓減のイメージ(出所:GLP投資法人)