ロジスティクス渋沢倉庫は6日、深刻化するトラックドライバー不足への対応として、在留資格「特定技能(自動車運送業分野)」を活用したフィリピン人ドライバーの人材供給事業を開始すると発表した。
今回の事業は、中期経営計画2026で掲げる「物流を超えた業域の拡大」の一環として実施するもの。フィリピンで物流事業を共同展開するTDGグループと連携し、現地での人材募集や選考、教育を同グループ傘下企業が担う。TDGグループは、本邦大手海運企業へ長年にわたり船員を供給するなど豊富な人材ビジネスの実績を持ち、そのノウハウを生かして即戦力となる人材を育成する。
日本国内では、26年2月に登録支援機関となったグループ会社の渋沢コネクト(東京都江東区)が受け入れを担当する。出入国や行政手続きに加え、コンプライアンス研修、日本での生活立ち上げ支援、メンタルケアまでを一体的に実施し、外国人ドライバーが安心して長期的に働ける環境を整備する。
同社はまずグループ内で外国人ドライバーを受け入れ、安全教育や定着支援のノウハウを蓄積する。その後、物流業界全体の人材不足解消に向け、グループ外の物流企業にも人材供給や受け入れ支援を提供する「トータル人材ソリューション」へ事業を拡大する。
さらに、27年度に新設予定の特定技能「物流倉庫分野」への対応も見据え、倉庫作業員への展開も推進していく予定だ。ドライバーだけでなく、倉庫業務を含めた物流現場全体の人材確保を支援することで、物流業界の持続的な人材基盤の構築を目指す。
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