共同印刷、ベトナム工場が完成、10月から生産開始

国際共同印刷（東京都文京区）は13日、同社のベトナム現地法人、共同プリンティング・ベトナム社がの工場が完成したと発表した。

ベトナム工場は、ラミネートチューブの製造工場として高水準な衛生環境を整備。10月から生産を開始する計画で、今後は東アジア地域の営業活動拠点、共印商貿（上海）と連携し、東アジア・ASEAN地域でネットワークを強化。10年後に20億円の売り上げを目指す。

同社のチューブ事業は、歯磨きチューブを中心に順調に推移しており、2014年7月にベトナムでASEAN、アジア地域向けに高品質ラミネートチューブの製造・販売を行う現地法人を設立。同年12月に工場の建設に着手していた。

ベトナム工場では、共同印刷が独自開発し、日本国内で高いシェアを得ているラミネートチューブのラインアップの中から、オーバル形状のラミネートチューブやシーム部への印刷が可能なラミネートチューブ、フレキソ印刷を施したラミネートチューブを化粧品向けに製造する。

■工場の概要
所在地：ドンナイ省ビエンホア市AMATA工業団地
建築面積：3400.56平方メートル
延床面積：3996.56平方メートル
敷地面積：1万5110平方メートル
建物概要：鉄筋コンクリート造（RC造）、一部2階建て
投資額：15億円（工場建設費含む）
製造品目：ラミネートチューブ容器
建設日程：2014年12月1日着工、2015年7月13日竣工
設計・施工：フジタ