ロジスティクス日本通運は20日、ベトナムの現地法人「ベトナム日本通運」が12日にホーチミン郊外のビンズン省ソンタン地区で、多機能倉庫「ソンタン・ロジスティクス・センター」を開設したと発表した。
ソンタン・ロジスティクス・センターでは、保税倉庫と一般倉庫のそれぞれに空調・冷蔵施設を完備、危険品専用倉庫も設置した。また、出入口にはIDカードによる認証システム、施設内各所に監視カメラや赤外線侵入感知装置を配備し、24時間365日体制の有人警備を行うなど、万全のセキュリティシステムを構築した。
部材の輸入、輸出製品のDC業務・VMI業務に加え、拡大するベトナム国内市場向けの輸配送に取り組むほか、少量多品種の取扱いや流通加工のニーズにも対応していく。
倉庫のあるソンタン地区は、ホーチミン市内や、カットライ港、タンソンニャット国際空港からそれぞれ20キロメートル余りと交通の利便性が高く、日系企業が集中するホーチミンエリアの各工業団地からも近い。
■ソンタン・ロジスティクス・センターの概要
敷地面積 | 2万3059平方メートル |
倉庫面積 | 1万3243平方メートル(保税倉庫5179平方メートル、一般倉庫7899平方メートル、危険品倉庫165平方メートル) |
機能 | 保税倉庫(空調・冷蔵施設完備)、一般倉庫(空調・冷蔵施設完備)、危険品倉庫 |
業務開始 | 2011年7月 |