ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

北海道コカ、道東地区の物流・営業機能強化へ新事業所

2011年7月27日 (水)

ロジスティクス北海道コカ・コーラボトリング(札幌市清田区)は27日、道東地区の物流と営業機能の強化、職場環境改善を目的に、帯広市音更IC工業団地内に新事業所を建築すると発表した。

 

新事業所は、環境面に配慮した設計と地域に根ざした事業所を目指し、北海道コカ・コーラボトリングのほかに関連会社4社が入居する。

 

新事業所では、太陽光発電パネルの設置、事務所の照明LED化、洗車機節水設備、電力の見える化設備、LPGガスヒートポンプエアコンなどのほか、冬期間の倉庫内暖気損失防止対策として倉庫バース間の2重シートシャッター化、設定温度に応じた暖房運転を行う倉庫内暖房台数制御システム――を導入する。

 

また、隣接する帯広市と2010年9月に「協同のまちづくりに関する基本協定」を締結しており、協定に基づいてバイオディーゼル燃料の利用促進に向け、6月にバイオディーゼル燃料を使用する車両を製品配送車両に一部導入した。バイオディーゼルの商業使用は、日本全国のコカ・コーラシステムでは初めての取り組み。

 

同社では、夜間稼動時の照明の消費電力を全てソーラー発電でカバーし、消費電力ゼロを実現したソーラーパネル搭載自動販売機を帯広市内へ積極的に導入している。

 

また、2012年4月をめどに札幌工場(札幌市清田区)で、これまで製造していない大型ペットボトルを中心とした炭酸飲料から無菌製品の製造を可能とするマルチラインを導入、併せて本社やほかの事業所でソーラーパネルの導入などを検討する。

 

マルチラインでは、北海道の市場ニーズに適合し、地域特性を活かした新製品の導入、ペットボトルの殺菌方法に新技術を採用し、水使用量を削減する。自社製造による地産地消を推進することで、環境に配慮したラインにする。

 

■新帯広事業所の概要

建築名称北海道コカ・コーラボトリング帯広事業所
所在地河東郡音更町字音更字西三線14番25
人員100人
敷地面積2万13平方メートル(6054坪)
建築面積8073平方メートル(2442坪)
延面積8005平方メートル(2422坪)
構造鉄骨造
建築工期2011年5月-2011年11月