大石産業、パッケージコンテストで包装資材2点入賞

イベント産業用包装資材メーカーの大石産業（北九州市八幡東区）は28日、日本パッケージングコンテスト（日本包装技術協会主催）で自社製品2点が入賞したと発表した。

同社のいちご容器「ゆりかーご」Cタイプがジャパンスター賞（JETRO理事長賞）、鋳鉄管用キャップが包装技術賞（包装アイデア賞）をそれぞれ受賞した。

ゆりかーごは、薄いフィルムに成形を施し、宙吊りにすることでイチゴを入れた際に包装体がイチゴ形状にフィットすることで、傷の防止、耐衝撃性を実現した包装資材。

宅急便を利用した輸送や国産農産物の輸出が進むなか、いちごの荷傷み防止を図るための容器が望まれていたが、ゆりかーごを利用することで、これまで届けることができなかった地域や海外へ出荷できるようになった。

また、包装アイデア賞を受賞した鋳鉄管用キャップは、屋外で保管する場合の鋳鉄管内部の汚れや異物混入を防止するもので、屋外保管でも保護キャップが外れにくい形状とし、雨風に強い撥水性を備えるとともに、破れ対策にも工夫した。古紙を再生利用したパルプモウルド製包装資材を使用しているため、環境負荷の軽減にもつながる。