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内海造船、来年1月引渡しのタンカーが進水

2015年8月28日 (金)

荷主内海造船は28日、瀬戸田工場で建造中のシリウスシップホールディング社向けプロダクトタンカー「キラナサプタ」(1万9000載貨重量トン)が進水、艤装工事を行った上で2016年1月中旬に引き渡すと発表した。

キラナサプタは東南アジア海域を航行し、軽質油、重質油を運搬するプロダクトタンカーで、運航喫水が7.13メートルに制限された幅広浅喫水型。

貨物油タンクはスロップタンクを含めて12タンクに区画。貨物油の流出を防ぐよう、海洋汚染対策を考慮し、二重船側、二重底で保護した構造を採用している。すべての燃料タンクも、船側損傷による油流出を防ぐため、二重船側、二重底で保護した。

貨物油タンクの合計容積は2万3900立方メートルで、積載する貨物油は1時間に600立方メートルの電動スクリューポンプ3台で荷揚げできる。

船首と船尾に設けた自船用燃料タンクの積載燃料を船首尾にシフティングすることで、船首尾の喫水を同じに保つイーブン・キール航行が可能となっている。

■キラナサプタの概要

全長160メートル
長さ152メートル
27.9メートル
深さ11.2メートル
計画満載喫水7.13メートル
総トン数1万3300トン
載貨重量1万9000トン
最大搭載人員25人
主機関日立-MANB&W7S35MC7.1型ディーゼル機関
速力13.5ノット
船級NK
船籍シンガポール