荷主内海造船は9月30日、瀬戸田工場で建造しているSCORPA PRANEDYA社向け載貨重量1万9000トン型のプロダクトタンカー「スパスティガ」を完工した。
スパスティガは東南アジア海域を航行し、石油精製品(軽質油)を運搬するプロダクトタンカーで、運航喫水が7.13メートルに制限された幅広浅喫水型。
貨物油タンクはスロップタンクを合わせて12タンクに区画され、二重船側、二重底で保護する構造。貨物油の流出を防ぐよう、海洋汚染対策を考慮した。すべての燃料タンクは船側船底損傷による油流出を防ぐため、二重船側、二重底で保護されている。
貨物油タンクの合計容積は2万3900立方メートルで、このタンクに積載される貨物油は1時間に600立方メートルの電動スクリューポンプ3台で荷揚げされる。