レンゴー、3作品がパッケージコンテスト入賞

イベントレンゴーは28日、日本包装技術協会主催の「2015日本パッケージングコンテスト」で、包装技術賞と包装部門賞の2部門で3作品が入賞したと発表した。

「小容量ニーズ対応省才数・簡単とまとトレイ」（Sロックトレイ）が包装技術賞（適正包装賞）、サントリースピリッツと共同開発した「積める・たためる・三角柱ディスプレイケース」がPOP・店頭販売包装部門賞、ダイキン工業と共同開発した「埋め込み型エアコンの段ボール包装」が電気・機器包装部門賞をそれぞれ受賞した。

「小容量ニーズ対応省才数・簡単とまとトレイ」は、青果物を中心とした小箱需要の拡大に対応した手組み、機械組みの両方に対応した新形態トレイで、額縁タイプのトレイに比べ、材料使用面積を大幅に削減した。

また、新規格の2ミリ厚の段ボール「デルタフルート」を採用し、省資源化につなげた。桟からヒレを挿入するだけの簡単ロック機構により、組み立てや解体の作業性を格段に向上させた。

「積める・たためる・三角柱ディスプレイケース」は店頭で素早く、きれいに開封・陳列できるレンゴースマート・ディスプレイ・パッケージングのラインアップのひとつとして開発。ケースとカバーの2ピース構造により、カバーを取るだけで簡単に開封し、陳列することができる。

また、ケースのコーナー部に三角柱を形成することで、内容品にかかわらず段積みできる特徴がある。使用後はケースを解体すると三角柱は平らになってかさ張らず、廃棄も容易。

「埋め込み型エアコンの段ボール包装」は、製品を横置きから縦置きに変更することで底面積の縮小を図り、保管効率の25％向上と、緩衝材の小型化を実現した。外装箱をトレイ形式にすることで、製品を高く持ち上げなくてもセッティングできるため、包装工程の作業性も向上した。

入賞作品は9月11日から開催される「暮らしの包装商品展／グッドパッケージング展」で展示される。