荷主川崎重工業は8日、AIロボティクスソフトウエアの開発などを行う米国のユニコーン企業デクステリティと戦略的提携を結び、トラックへの自動荷積みを行うAI(人工知能)バンニングロボット「Mech」(メック)を共同開発したと発表した。

▲Mechによるトラックへの荷積みの様子(出所:川崎重工業)
Mechは、物流施設でのトラックへの荷積みをAIによって自動化する世界初のロボット。物流施設内を自走し、2本のロボットアームを用いてトラックへの荷積みを行うことができる。共同開発において川崎重工はロボットアームの開発を担当した。
同社が開発したロボットアームは、トラックの狭い荷室内での最大限の動作範囲と動作の自由度を確保するために、一般的な産業用ロボットアームの軸数である6軸よりも多い8軸として新たに開発。ロボットアーム1台あたりの最大可搬質量は30キロで、デクステリティが保有する高度なAI技術と組み合わせることで、これまでロボットによる自動荷積みでは難しかった荷物の大きさや重さを考慮した適切な位置への効率的な荷積みを実現した。
Mechはすでに国際的な物流企業の施設で現場導入に向けた実証実験が行われているという。
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