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双日など3社、越ETC統合実証事業で覚書

2015年9月10日 (木)

国際三菱重工業、双日、ヴィエティンバンクの3社は10日、ベトナムの交通運輸省と同国の高速道路におけるETCシステムの統合に向け、実証事業を推進するための覚書を締結したと発表した。

ベトナムではETCシステムの導入が進みつつあるが、その通信方式は、アクティブDSRC方式、パッシブDSRC方式、RFID方式が混在し、これらの統合が課題となっている。

実証事業では、南部のホーチミン市郊外でETCシステムのデータ収集、統合ETCシステムの開発を行う。三菱重工業、双日、ヴィエティンバンクの3社は実証事業を通じ、交通運輸省の支援を得ながら高度道路交通システム(ITS)に関連する新規事業の創出に取り組む。

同国の自動車登録台数は200万台となっているが、新規登録台数は年間15万台と増加の一途をたどっており、政府は将来の自動車社会への移行を見据え、08年12月に高速道路マスタープランを策定した。

マスタープランでは480億米ドルを投資し、22路線、総延長5873キロの高速道路網を構築することとなっており、高速道路ITSの導入も計画されていることから今後、交通管制システム、ETCシステムなどの整備が進んでいくことになる。