三菱ふそう、AdBlueの供給体制を拡大

EC三菱ふそうトラック・バスは20日、排出ガスのポスト新長期規制に適合するために採用している新開発排気後処理装置「BlueTecシステム」（DPF+尿素SCR）に関連し、同システムの中で特にNOxの大幅な低減に寄与するAdBlue（尿素水）の供給体制を大幅に拡充したと発表した。

これまでのAdBlue購入可能拠点数は約1000か所のトラックステーションと約500か所の販売会社拠点の合わせて約1500か所だったが、新たに出光系列の主要SS、コスモ石油系列の一部SS、鈴与商事などのSSでも販売を開始する。全国石油商業組合連合会（全石連）の協力を得て、今後全国のSSでAdBlueを取り扱う体制が拡大する見通し。

また、SSでの供給体制を補完するため、これまでの約250か所の三菱ふそう販売店に加え、全国約400か所の三菱ふそう指定サービス工場でも取扱う。

さらに、携帯性に優れた5リットル容器を開発し、大塚商会が運営するネット通販「ぱーそなるたのめーる」で8月から販売を開始する。これにより「全国どこにでもAdBlueを届けるが可能になる」としている。