ロジスティクス茨城乳配(茨城県水戸市)は16日、アジア主要都市向けの食品輸出に悩む中小食品製造業や生産者を支援するため、航空便を利用したアジア主要都市向け食品輸出サービス「アジア生鮮便」の提供を開始した。
鮮度を維持したまま、国内の生産拠点から現地までの物流をワンストップでサポートするもので、7月にプレオープンとして香港向けに山梨県産の青果物の輸出を受託。利用者の意見を参考に利便性の改善を加え、16日から正式にスタートした。まずは関東エリアから開始し、段階的に全国へと拡大していく。
アジア生鮮便は日本の食材をその日のうちにアジア各国の現地の食卓や店頭に届けることを目的としており、アジア主要都市の富裕層と現地に住む日本人へ、鮮魚・果物・野菜・精肉を中心とした鮮度管理が必要な食材を輸出する企業、生産者をターゲットとする。
大手フォワーダ―と提携してサービスを提供するため、生産拠点から空港までの物流だけでなく、航空運賃も低コストでの提案が可能。今後は、食品分野で日本企業と海外企業のマッチング業務への参入も視野に入れる。