産業・一般双日は6日、日本政策投資銀行(DBJ)との間で、「DBJアジア金融支援センター」のサービス業務を通じて、日系企業のアジア進出支援を共同で進めることで提携したと発表した。
政投銀と双日はアジア新興諸国で、地方銀行、地方中堅・中小企業の情報ニーズへの対応、日系企業を中心とするアジアへの企業進出支援を強化する。
今回の提携により、地方中堅・中小企業は地方銀行を通じ、きめ細かく対象地域の金融情報や金融制度、税制や会計制度などの情報が強化された、実務的な支援サービスにアクセスすることが可能になる。
政投銀は2011年6月に「DBJアジア金融支援センター」を設立し、加盟する63行の地方銀行を通じた地方中堅・中小企業のアジア進出支援のため、コンサルティングや情報提供サービスを開始している。
双日は、インドネシア、ベトナム、インドでの工業団地開発を行っており、これらの工業団地への進出企業を中心に、実務に即した現地での企業設立、事務所斡旋・工場建設、設備調達・据付、許認可など、進出企業にとって負担が大きく煩雑な申請・手続に対し、一貫した支援サービスを展開している。