サービス・商品日本システムウエア(NSW)は30日、自社のIoTクラウドプラットフォーム「トアミ」とオラクルが提供する課金管理ソリューション「オラクル・コミュニケーションズ・ビリング&レベニュー・マネジメント」を連携し、IoTサービス向けのマネタイズ支援を開始すると発表した。
トアミは、IoTサービスを開発・構築するための専用プラットフォームで、収集したデータの「見える化」や機器制御、データ分析ができる。ノンプログラミング開発基盤でコスト削減を実現した。
オラクルの課金管理ソリューションはリアルタイムに従量課金、請求処理といった収益管理を可能にする、通信業界向けソリューション。時間やイベント、トランザクションなど測定可能な任意の指標を組み合わせ、ルールを設定することで、マネタイズ管理を選択できる。
今回、課金管理ソリューションを製造業や農業分野のIoTサービス事業者向けに応用し、トアミで管理するユーザ情報やセンター・機器から収集した情報をもとにアカウント管理やサービスの利用実績に応じた課金管理、収益管理が行えるようになった。分析機能は、顧客との接点構築に向けた施策の立案にも対応する。
NSWは、自社サービスの提供と併せてトアミで収集したデータを活用し、マネタイズに向けた分析やビジネスモデルの提案と、エンタープライズIoTビジネスのトータルサポートを提供する。