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日本車輌、タンクセミトレーラ150台をリコール

2015年10月1日 (木)

行政・団体国土交通省は9月30日、日本車輌製造製のタンクセミトレーラで車枠(横ハリ)と緩衝装置(サスペンションブラケット)の不具合が見つかったとして同社からリコールの届け出があったと発表した。

横ハリの強度検討が不適切で急旋回時に検討値以上の負荷が加わり、亀裂が生じ、最悪の場合、横ハリが折損して走行の安定性が損なわれるおそれがある。

また、サスペンションブラケットカバープレートとこのプレートを補強する補強材溶接部の施工管理が不適切で、金属の溶け込みが不十分なものがあり、走行時の振動で溶接部に亀裂が生じる可能性がある。そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行して結合が外れるおそれがあるという。

これまでにこの不具合による事故は確認されていないが、横ハリで12件、サスペンションブラケットカバープレートでは16件の不具合が報告されている。リコールの対象車両は2003年11月3日から13年11月18日までに製造された150台が対象で、同社は「所有者、使用者をすべて把握しており、直接電話などで連絡する」としている。