ロジスティクス郵船ロジスティクス23日、山形市にCFSを開設し、「キャプテンコンソリ・サテライトEXPRESS」として、9月1日から山形CFS受けの海上輸送の自社混載サービスを開始すると発表した。
東北地方内陸部でのCFS展開、東北地方のCFS受け貨物の東京積みサービスはともに業界初となる。
これまで旧郵船航空サービスが展開していた山形-成田間の航空貨物用トラックシャトル便と、旧NYKロジスティックスジャパンが提供していた海上輸送の自社混載サービスを融合し、互いの強みを生かした新サービスとして新たに山形県山形市にCFSを開設するもの。
山形CFSに貨物搬入後、トラックシャトル便を利用して東京へ輸送し、海上自社混載サービスでアジア・中国17か所、北米72か所へダイレクトに接続する。
東北地方の港から一旦、海外港を経由し、積み替えて目的地まで輸送する場合と比べ、リードタイムが最大10日短縮されるほか、東京に集約することによって物量に左右されない確実な船積みを可能にし、安定したスケジュールで東北地方を中心とした地域の物流ニーズに対応する。
また、東北地方から東京までのトラック輸送を顧客が手配していた従来と比較して、同社のトラックシャトル便を利用することで陸上輸送部分のコストを低減する。