荷主自動車の高級断熱フロントガラスを開発・販売するゼロ(千葉県鋸南町)は、大型トラック用のフロントガラス「ソーラーインパクト」の開発に着手する。
ソーラーインパクトは、道路運送車両法の保安基準で定められている「70%以上の透過率」で車検に対応しており、紫外線(UV)を99%カットするほか、遠赤外線の熱線によって直接伝わる輻射熱も60%以上のカット率となることから、冷房効率と省燃費性の向上につながる。
大型トラック用断熱フロントガラスは、初代日産ディーゼル・ビックサムの純正品として採用されていたが、経年劣化が激しく扱いが困難で、当時の価格で45万円と高価なこともあり、市場から姿を消した。