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三菱ふそう、トラック運用コスト試算アプリを公開

2015年10月27日 (火)

サービス・商品三菱ふそう、トラック運用コスト試算アプリを公開三菱ふそうトラック・バスはこのほど、トラック運用コストの比較シミュレーションアプリケーション「ライフサイクルコストシミュレーター」を構築し、ウェブサイト上で公開を開始した。

同社の顧客となる運送事業者の経営環境は厳しく、きめ細かく素早い原価計算が求められていることから、顧客サービスを強化する取組の一環として構築したもので、現行の運用車両、年間走行距離、所有台数などの必要項目を入力することで、トラックの燃費や整備コストといった運用費用を試算し、三菱ふそう製車両を導入した場合の運用費用と、瞬時にシミュレーション比較することができる。

このシステムを支えるのは、インメモリー・クラウド・プラットフォームと呼ばれるSAP製の仕組みで、コンピュータ上で扱うデータやプログラム処理をメモリ内で行うインメモリー技術と、データベース、アプリケーションの運用環境をクラウドサービスとして提供することから、リアルタイムに近い処理速度と大規模なデータ解析をウェブ上で運用できるようになる。

構想策定、ディレクション、SAP製品を用いた開発を担当したのは、NTTデータ傘下のクニエ。三菱ふそうは当初、オンプレミスと呼ばれる自社環境でシステムを構築する考えだったが、この方式では第一弾サービスの提供開始までに半年以上を要する見込みとなったことから、機能拡張にも柔軟に対応する「SAP HANAグラウドプラットフォーム」で構築することにした。

これにより、開発期間は当初計画の6分の1以下となる3週間に、初期費用も3分の1以下に抑えた。

■三菱ふそうトラック・バスのライフサイクルコストシミュレーター
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/service/tco/