荷主清水建設は1日、橋梁事業・鉄骨事業を展開する子会社、東京鉄骨橋梁と片山ストラテックの経営を統合すると発表した。
2016年4月1日付で片山ストラテックの鉄骨事業を切り離し、東京鉄骨橋梁へ移管した後、同年11月をメドに鉄骨事業を統合する。
橋梁市場は、鋼製道路橋の発注量がピーク時の3分の1となる年間20万トン台まで低下し、今後も市場の好転が期待できないことから、経営統合で人的資源を集約し、総合評価方式による発注案件などに幅広く応札できる体制を構築、橋梁工事の受注拡大を図る。
鉄骨事業は当面、旺盛な鉄骨需要が見込まれるものの、20年以降は市場の縮小が懸念されることから、両社の保有工場などで生産能力を見直し、施設の再編や老朽化した設備の更新を図ることで当面の鉄骨需要に対応しつつ、その後の市場縮小にも対応できるようにする。
経営統合後、統合会社の社名を新社名へ変更する。新社名は未定。