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JICA、東ティモール首都の新橋梁建設に資金協力

2015年12月2日 (水)

拠点・施設国際協力機構(JICA)は1日、東ティモールに「コモロ川上流新橋建設計画」を対象とした上限額26億500万円の無償資金協力を行うと発表した。11月30日に贈与契約を結んだ。

首都ディリ市街地の東西を連結する橋梁、アクセス道路を建設することで、市内交通の分散化による渋滞を減らし、東西のアクセス効率化、運輸部門の強化を図る。

同事業によってディリ市内の東西交通を分散化、渋滞緩和、物流の定時性・効率化の向上を見込む。また、災害など緊急時の既存橋、国道の代替路を確保することで、物流の強靭化にもつなげる。

同国の総人口の2割が居住するディリは、南北に流れるコモロ川を挟んで西方に拡大しており、市東部に位置する市街地中心と空港や新規宅地開発が行われる西部とを結ぶ主要道路の交通量が急増。

コモロ川を横断する橋梁は一橋しかなく、交通量の多い時間帯には、同橋への交通の集中により渋滞が発生し、市内交通に支障が出ている一方、車両保有台数は年3-4%の増加が見込まれことから、市東西を結ぶ新橋梁を建設し、既存橋の代替路を確保することが課題となっている。