荷主矢崎総業は13日、中国の自動車メーカー「吉利汽車」と、その部品サプライヤーでワイヤーハーネスの製造、販売を行う「吉利電器」の3社で、中国でワイヤーハーネスを製造、販売する合弁会社を設立したと発表した。
合弁会社は「寧波矢豪汽車部件有限公司」(浙江省慈渓市)で、100%出資子会社の矢崎(中国)投資有限公司が60%、吉利汽車の100%出資子会社である寧波遠景汽車零部件が9%、台州吉利電器有限公司が31%を出資する。
3社は7月27日に合弁契約に調印、合弁会社設立申請、営業許可申請を行い、今月7日に許認可を取得した。今月末から工場建設を開始し、2012年7月から吉利汽車向けワイヤーハーネスの生産、販売を開始する。16年には従業員数3500人、売上10億元(約120億円)を目指す。
矢崎総業では「成長著しい中国自動車市場で同社は本合弁事業を基盤とし、中国での更なるシェア拡大を目指す」としている。