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DIC、コージェネシステム導入、熱源として利用

2015年12月7日 (月)

環境・CSRDICは7日、鹿島工場(茨城県神栖市)で2013年7月から設置を進めていた「都市ガスを利用したコージェネレーションシステム」の稼働を12月1日から開始したと発表した。

同工場ではここ数年、有機顔料やエンジニアリングプラスチックPPS樹脂などの生産能力の増強を進めており、増加するエネルギー需要に対応するため、電力や蒸気の供給設備導入を検討してきた。

同社が導入したガスタービン式のコージェネシステムは、燃料として燃焼効率が高く不純物の少ない都市ガスを使用するため、重油などに比べ単位エネルギーあたりのCO2の排出が少なく、煤塵や硫黄酸化物の発生がほとんどない設備で、排熱で得られる蒸気は、工場で多用される熱源として利用する。

これにより、電力会社より購入する電力、重油などを利用した一般的な蒸気供給システムを導入した場合に比べ、CO2排出量を35%削減する効果があるという。