国際ブロードリーフ(東京都品川区)は8日、ASEAN地域で自動車補修部品流通のプラットフォーム展開を目指し、フィリピンに現地法人を設立したと発表した。
同社は現地法人を通じ、フィリピンのスタンダード保険グループとの合弁会社を設立する方針で、部品流通プラットフォームに必要なデータベースを構築し、フィリピン以外のASEAN地域への展開も視野に入れる。合弁会社は来年1月中旬に設立し、3月から営業を開始する。
合弁会社はまず、フィリピン国内で需要の高い自動車補修部品の流通を行う。タイ、台湾などから部品を調達し、スタンダード保険提携の修理工場などフィリピン国内の整備事業者へ部品を販売。
部品流通に必要となるデータベースをブロードリーフ主導で構築し、自動車リサイクル部品の流通マーケットプレイスのノウハウを活用することで、フィリピン国内の保険会社が保有する事故車(全損車両)からリサイクル部品の生産、流通も手がける。