インフォア、実行系SCアプリのクラウド版を国内投入

サービス・商品インフォアジャパン（東京都千代田区）は14日、サプライチェーン実行系アプリケーション「InforSCE」（インフォアSCE）クラウド版の提供を日本市場で開始する、と発表した。

InforSCEは、倉庫管理システム「InforWMS」に、労務管理、3PLビリング（請求処理）、輸送管理機能をひとつに組み合わせたサプライチェーン実行系アプリケーションで、在庫や倉庫スペース、倉庫で働く人員を最適化し、複雑なサプライチェーンでのビジネスプロセスを合理化する。

倉庫管理に必要な主要機能を網羅し、汎用性が高く、グローバルロジスティクスへの対応やタスクマネジャー機能による人手作業の生産性強化に強みを持つ。海外で700社以上、国内でも80社以上の導入実績があるという。

今回のクラウド版の提供により、InforSCEはクラウドとオンプレミスのどちらでも利用できるようになる。クラウド版は、アマゾンウェブサービス（AWS）上で展開し、IT初期投資を大幅に削減できるサブスクリプションモデルで提供する。

サーバーやハードウェアを必要としないため、短期間で導入できるほか、専任のIT担当者が不要なため、保守しやすいメリットがある。利用料金は、ユーザー規模や利用用途によって初期費用や月額価格が変動する。