ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

羽田TIACTの11月貨物取扱量が過去最高を記録

2015年12月15日 (火)

ロジスティクス東京国際エアカーゴターミナル(TIACT)が発表した11月の貨物取扱実績は、輸入貨物を中心とした取卸重量が8月以降3か月連続で増加(前月比)した影響で、過去最高となる2万1178トンとなった。

羽田TIACTの11月貨物取扱量が過去最高を記録

11月の輸出を中心とした積込重量は前月比2.5%増の8023トンと小幅な伸びにとどまったが、前年同月比では14.8%の増加となった。取卸重量は10月実績を16%上回った。前年同月比では1.1%増の1万3155トン。

取卸重量の伸びは、1300トン以上増えた羽田発着貨物がけん引。他空港に転送する貨物も400トン以上の伸びを示した。羽田発着貨物は24.1%増の6929トンと高い伸び率を示しており、この背景には8月以降、右肩上がりで増加している一般貨物の取り扱い拡大がある。

特に、10月25日以降は中国便が週18便から30便へと大幅に容量が増えており、「11月はボージョレ・ヌーボーの取り扱いが重なった」(TIACT)ことも増加要因となった。アスパラ・トマトといった野菜や水産物など生鮮貨物は10月に比べて3割以上減少している中、一般貨物は月を追うごとに伸び率が高くなり、11月は55.5%増を記録した。

また、到着貨物の業務品質を示す平均処理時間は2時間27分と、4時間以上としているTIACTの基準を高いレベルでクリアしている。