日本郵船、2015年の重大ニュース

ロジスティクス日本郵船は24日、2015年の重大ニュースを発表した。詳細は次の通り。

1.130周年の節目に新体制が発足
・内藤社長体制下で新たな一歩が始まる
内藤忠顕新社長による社長就任スピーチ（4月）

2.運賃安定型事業を着実に強化
・長期契約を積み上げ、運賃安定型事業で1100億円規模の利益を確保
キャメロンLNGプロジェクト、フリーポートLNGプロジェクト向けの定期用船契約を締結（1月、5月、9月）
VLGCで定期用船契約を締結し、安定収益を拡大（3月、11月）

3.成長性が高い事業へ積極果敢に投資
・海洋事業は拡大路線を堅持
シャトルタンカーは発注残含め32隻体制（1月、6月）
FPSO事業は4隻目の参画を決定（7月）

・自動車物流事業の世界展開を加速
ミャンマー、インド、サウジアラビア、コロンビアで自動車物流事業の拠点を整備、伸びゆく市場で顧客のニーズへ的確に対応（3月、8月、9月）

4.先進的な技術開発と環境対応
・差別化の源泉となる「きらり技術力」を発揮
タンク内の液面計測装置「Honesty」を共同開発（3月）
電子M0チェックシステムを開発（6月）
エンジン内部自動撮影装置「きらりNINJA」を共同開発（8月）
日本初LNG燃料タグボート「魁」が竣工（9月）

・環境に配慮した省エネ運航の推進
独自の技術によりコンテナ船で23％のCO2削減を達成（2月）
ビッグデータを活用した「SIMS（ShipInformation Management System）」が日本航海学会航海功績賞、地球温暖化防止活動環境大臣表彰、エコプロダクツ大賞で国土交通大臣賞を受賞（7月、12月）

5.モノ運びを通じた社会的責任の遂行
・最大のミッション「安全」を強化
同社安全活動が「2015年度船員安全取組大賞」に選定（10月）
自社所有船の衝突事故を想定した重大事故対応訓練、模擬記者会見を実施（10月）

・第三者機関による評価
「NYKレポート2014」が日経アニュアルリポートアウォード統合版部門と環境コミュニケーション大賞でそれぞれ優良賞を受賞（2月）
2年連続「なでしこ銘柄」に選定、多な人材活躍の促進に高い評価（3月）
13年連続で世界的な社会的責任投資の指標銘柄に選定（8月、9月）
4年連続「CDLI（クライメート・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス）」に選定、気候変動情報開示に優れた企業として（11月）

・社会貢献活動
「郵船みらいプロジェクト」がスタート、小中学生や海事系学生へ海事思想と外航船員という職業の魅力を広める（1月）
「海でつながるプロジェクト」の一環として客船、自動車船などの船内見学会を開催（7月）