商船三井、2015年の重大ニュース

話題商船三井は25日、2015年の重大ニュ－スを取りまとめ、発表した。詳細は次の通り。

■経営基盤の強化・One MOLの推進
池田潤一郎氏が社長、武藤光一氏が会長に就任 （6月）
「MOL CHART」を制定
CHARTは、当社の共有すべき価値観を表す5つの言葉（Challenge、Honesty、Accountability、Reliability、Teamwork）の頭文字で、同時に進むべき未来を示す「海図」の意味も併せ持つ （4月）
総代表設置：米州、アジア・中東・大洋州、欧州・アフリカ各地域に総代表を設置 （6月）
コーポレートガバナンス体制を強化:指名諮問委員会・報酬諮問委員会を設置し、2016年から役員交代時期を4月1日に変更（10月）

■中期経営計画「STEER FOR2020」の推進
（LNG船・海洋事業）
三井物産と新造LNG船1隻を成約 （1月）
ドイツ E.ON社と新造LNG船を成約 （2月）
中部電力向けとLNG船2隻を成約 （9月）
FPSO用船事業を拡大（稼働3基、建造中3基）
ExxonMobil向け中国建造LNG船3隻が竣工

（自動車船事業）
次世代型自動車船「FLEXIE」シリーズ4隻の造船契約を締結 （4月）
自動車輸送サービスの世界統一ブランド「MOL Auto Carrier Express」（MOL ACE）を発表（6月）

（コンテナ船事業）
2万TEU型コンテナ船6隻の調達を決定（3月）

（港湾・ロジスティクス事業）
プラント・重量物輸送の統一ブランド「MOL Project & Heavy  Cargo」を発表 （3月）
タイでコンテナバージ専用ターミナル運営会社を設立 （7月）
米国のTraPac ロサンゼルス港コンテナターミナルの自動化深度化に続き、オランダに最新鋭の完全自動化コンテナターミナル「Rotterdam World Gateway」（RWG）が開業（9月）

（グループ会社の事業展開）
商船三井客船：にっぽん丸「飛んでクルーズ沖縄、九州、北海道」が、クルーズ・オブ・ザ・イヤーでグランプリを受賞（12月）
ダイビル：堂島に「新ダイビル」をオープン（7月）
フェリーさんふらわあ：快適さと輸送能力を向上させたフェリー2隻新造代替決定（11月）
商船三井フェリー：フェリー「さんふらわあだいせつ」が火災事故（7月）
シンガポール：MOL Bulk Shipping（Asia Oceania）が、海事港湾庁から「International Maritime Centre（Corporate） Award」を受賞 （4月）

■安全運航・環境保全への取組み
ビッグデータを活用する次世代型機関状態監視システムの実船試験を開始 （10月）
新型風防を開発、同社コンテナ船に設置。風圧抵抗を低減し、CO2削減効果の検証開始（9月）
船上点検にタブレット端末を導入し、安全運航強化に活用（11月）
船上全鉄分分析キット「Fe-asy Checker 26」を開発。同社保有・運航船に導入 （1月）

■社会貢献活動
第20回「海の日」協賛イベントを各地で開催（7、8月）
客船「にっぽん丸」で宮古市長と若者の対話会を開催（9月）
「商船三井ならでは」の国際輸送協力を実施：
・パラグアイ向け子供用車椅子輸送に対して感謝状を受領（5月）
・日伯修好通商航海条約締結120周年記念プロジェクトの「たちねぷた」輸送に協力（2月）
・ネパール大地震被災地への救援物資輸送を支援（12月）
・フィリピン向け支援物資輸送協力への感謝状を受領（7月）
国連WFP「学校給食プログラム」支援チャリティーイベントを同社社員食堂で開催（12月）
グアム沖での遭難者救助が評価され、同社運航船がAFRAS AMVER AWARD を受賞（9月）
世界各海域で同社運航船が遭難者を救助：マレー半島沖、フィリピン・ミンダナオ島沖、南大西洋・ブラジル沖、北大西洋・カナリア諸島沖