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日通、持続的成長へアカウント営業強化

2016年1月5日 (火)

ロジスティクス日本通運の渡辺健二社長による年頭のあいさつの要旨は次の通り。

渡辺社長の年頭のあいさつ(要旨)

残り3か月となった現経営計画の目標数値達成と、その後の日通グループの躍進を実現するために、グループをあげて取り組むべき課題をいくつかあげると、アカウント営業のさらなる強化、M&A、安全とコンプライアンス。

「アカウント営業のさらなる強化」については、近年、企業活動のグローバル化がますます進展し、これに伴って顧客のサプライチェーンも大規模化・複雑化が進んでおり、今求められているのは、複雑多岐にわたるサプライチェーンの全体像を把握した上で、グループ経営資源を組織横断的にフル活用し、顧客起点での最適な物流サービスをスピード感を持って実現していくこと。

このアカウント営業の強化こそが、2014年から15年にかけて実施した大規模な組織改正のもっとも重要な目的であり、今後の日通グループの持続的な成長のためには、この取り組みを強力に推進していかなければならないと考えている。

「M&A」は、昨年12月に豊田自動織機の子会社であったワンビシアーカイブズを新たに日通グループの一員へ迎え入れたことも含め、ここ数年実施してきたほかのM&Aと同様に、日通グループが持っていない強みを持つ企業をグループに加え、あわせてその顧客との取り扱いを拡大していくことで、グループ全体のシナジー効果を高めることが重要。

「安全」は、事故災害を未然に防止するために職場の不安全行動・状態を取り除くことが不可欠で、このためには、「日通安全衛生マネジメントシステム」の柱である職場全体会議とチャレンジサークル活動を活用し、職場でしっかりコミュニケーションを図ることで、事故・災害を未然に防止するという強い意識を職場全体に徹底的に浸透させることが肝要だ。

「コンプライアンス」は、昨年、企業による大規模な布施事件が立て続けに発覚したこともあり、今一度、コンプライアンスは企業と職場を守るための最優先事項であることを、従業員一人ひとりが肝に銘じ、常に法令・ルールを順守して、正々堂々と業務に取り組んでもらいたい。