川崎重工、省エネタイプの55型ばら積み船が進水

荷主川崎重工業は20日、神戸工場でトライアンフウィズダム社向けのばら積運搬船「アミスグローリー」が進水したと発表した。この後、岸壁で艤装工事を行い3月に竣工する。

トライアンフウィズダムは、同社が開発した省エネタイプの55型ばら積み貨物船の5番船で、船首楼付きの平甲板型。穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を積載できる5船倉を備えているほか、ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを搭載。荷役設備のない港湾でも荷役作業を行うことができる。

■主要目
全長：189.9メートル
長さ（垂線間長）：187メートル
幅（型）：32.26メートル
深さ（型）：17.9メートル
夏期満載喫水（型）：12.5メートル
総トン数：3万1700トン
載貨重量トン数：5万5000トン
主機関：川崎-MAN B&W 6S50ME-B8.2×1基
連続最大出力：7730キロワット×108回転/分
定員：25人
船級：日本海事協会
船籍：パナマ
航行区域：遠洋（国際）
進水：2016年1月20日
竣工：2016年3月