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原子力安全・保安院、液石法違反で上村運送に行政処分

2011年9月30日 (金)

話題原子力安全・保安院は29日、液化石油ガス保安機関に認定されている上村運送(山口県岩国市)に対し、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」(液石法)に基づく立入検査を行ったと発表した。

 

立入検査の結果、同社が液化石油ガス保安機関として販売事業者と委託契約をしている消費者に対し、実施すべき保安業務のうち、充てん作業時点検を実施していなかったことなどを確認した。

 

具体的には、同社の宮崎営業所が保安業務を実施すべき一般消費者など2件の保安業務について、バルク供給設備の充てん作業時点検時に行うべき点検が実施されていなかった。このほか、福山営業所でも2件の規定違反が確認された。

 

これを受けて、原子力安全・保安院は、同社に対して「実施していない保安業務の実施」を命じるなどの行政処分を行った。

 

上村運送は、福岡県、大分県、宮崎県、広島県に4か所の営業所を展開し、液化石油ガスの保安業務を行っている。