ロジスティクス阪急阪神ホールディングスが28日に発表した2015年4-12月期決算のうち国際輸送事業は、日本法人の減収が大きく影響し、売上高が前年同期から4.2%減の276億2500万円となった。これに伴い、営業利益も39.8%減の12億4000万円にとどまった。
日本法人は、航空輸出需要の落ち込みが続くなど厳しい事業環境で推移。
海外法人では、米国・欧州が航空輸送を中心に堅調に推移した一方、東アジア・ASEANが中国経済の減速の影響で弱い動きとなった。
こうした中、今後の成長が見込まれる東アジア・ASEAN地域で事業拡大を図るため、インド西部のプーネに営業所を、カンボジアのプノンペンに駐在員事務所をそれぞれ開設。また、ロジスティクス事業の強化に向け、インドネシアに続いてシンガポールでも物流倉庫の建設を進めた。
[阪急阪神ホールディングスの国際輸送事業]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 27,625 | 28,837 | -4.2% |
営業利益 | 1,240 | 2,059 | -39.8% |