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ミニウス、商品管理にクラウド型のRFIDシステム導入

2016年1月28日 (木)

サービス・商品イオンリテールの高級ブランド品専門店「ニミウス」は、商品管理システムにスマートフォンとクラウドを活用したRFIDシステムを試験導入した。

▲iPhoneに接続したRFIDリーダ「アスリーダー」

▲iPhoneに接続したRFIDリーダ「アスリーダー」

同社は商品管理システムとインターネット通販サイトを連動させるオムニチャネルの取り組みを進めるため、店舗で在庫把握を素早く正確に行い、その情報を通信販売サイト上の在庫表示と自動連携させるシステムの導入を検討。

その結果、スマートフォンにカバー型のRFIDリーダーを取り付け、オカベマーキングシステム(東京都新宿区)が開発したスマートフォン上で稼働するクラウドシステムを導入した。

このRFID商品管理システムにより、高級品を陳列するショーケースの外側から商品を検品できるようになり、棚卸を毎日実施することで、正確で素早い在庫把握が可能になった。

導入したシステムでは、店舗ごとの棚卸をもとにした在庫情報を、イオンリテールが運営する通販サイトと自動連携することで、リアルタイムに店舗間の在庫を共有。

該当商品の在庫がない店舗でも他店舗の在庫状況をスマートフォンから検索し、画面上から商品確保の指示を実行すると、在庫のある店舗側のスマートフォンに在庫確保の指示メールが自動で送信されるほか、リアルタイムに在庫を確保できるようになった。

今後は商品別の在庫店舗名を通販サイト上に公開し、在庫のある店舗への来店の動機付けを積極的に行い、店舗販売と通信販売の融合を目指す。